フローリングがカビで白くなった、、業者に頼むべき?
フローリングに生えた…カビ。それもびっしりと!
どうすれば除去できるの?
それとも、もうこれは業者に頼むしか道はないの?
そしてカビには色々な色があるけれど、どうして白いカビが生えたの?
そんな疑問にお答えします。
「フローリングに白いカビが生える原因とは!」
そもそもカビは、何故発生するのでしょうか。どこに発生するのでしょうか。
主な条件としては栄養分があって、温度(20~30℃)、湿度(70%以上)の条件が整うと何処にでも発生します。
栄養分としては水分や食べもののカスなどが思い浮かぶかも知れません。
それに加え手足のアカや汗なども、栄養分になります。拭き残したカビキラーでさえ、カビにとっての栄養素になるのです。
つまり、殆ど何でも。ですからちょっと掃除をしないだけでも、温度・湿度・栄養分がカビの生育に十分であれば、あっという間に発生してしまうのです。
しかも必死に掃除したとしても、その胞子を根絶することは出来ません。
無菌状態の真空下でしか完全にカビを除去することが出来ない、ということです。
つまり一般家庭は常にカビの脅威にさらされていることに。
ところで、カビも色違いが存在していることにお気づきでしたか?
一口にカビといっても、青カビや黒カビ、そして白カビなど見た目に違います。
中でも白カビはカマンベールチーズや発酵食品に利用されるため、一部で「白いカビは安全、大丈夫」という話さえあるようですが…ちょっと待ってください。
「白カビ」と一口に言っても実はその性質は多種多様。
良いカビ・悪いカビが存在するのではないのです。「存在すべき場所に生えていないカビは駄目なカビ」と考えてください。
ですからフローリングに白いカビが発生したのは温度と湿度の条件が整い栄養分が存在したときなのです。
そしてカビ胞子は通常、目で見えないほど小さいものです。
それが人間の目で確認できる大きさになったとき、そこには億単位のカビが存在しているということなのです。
しかもそのカビは拡大していきます。
ほんの少しの風でも簡単に飛散し、床全体はもちろん壁や衣服にまで拡大し人間の健康を脅かします。
ですから、目で見えるほどの白カビがフローリングに現れ体調の異変を感じたら、すぐにカビ対策・防カビ工事を業者に依頼した方がいいのです。
たとえ表面のカビを除去できたとしても、床下や建物内の目に見えない場所で拡大していくカビの対策は素人には不可能ですから。
参考までに業者さんがどのような手順でカビ取りを行うのか、簡易版を動画でご紹介します。
参考動画:フローリングかび補修
https://www.youtube.com/watch?v=QPXoSgT8kv0
「フローリングのカビ取りには重曹が効果的?」
とはいえ、すぐに業者にお願いできない場合などそのままカビを放置するわけにもいきません。
とりあえず目の前のカビの除去だけでもやっておきたいところ。
とりあえず思いつくのはカビキラーなどの強力カビ取り洗剤ですが、フローリングの床も傷つけたくない。
それに子供がまだ小さいおうちで、寝ころんだりするような場所に人体に影響のある洗剤を使うのにも抵抗がある…。そんな場合はどうすればいいでしょうか。
ここでオススメしたいのが自然派の素材。重曹です。
みなさんのおうちには重曹、ありますか?
おせち料理の黒豆を煮たりふくらし粉に使ったり、消臭剤代わりに靴箱に置いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
料理用に使われる重曹は人体に無害で、掃除にも使える優れもの。
そもそも重曹は化学名を炭酸水素ナトリウムといいます。重曹とは呼ばず、重炭酸ソーダとも呼びます。
色はついておらず、さらさらと細かい結晶で水に少し溶けます。
水溶液は弱アルカリ性をしめします。
ですから酸性の汚れである手垢など人の油脂、油汚れなどを溶かす性質があるのです。
その性質を利用して、カビの除去をします。
〈準備するもの〉
重曹
水
歯ブラシ
布(きれいなもの。雑巾を使用するならば、新しいもの。)
〈手順〉
※必ず換気を良くするために、窓を開けるか換気扇をまわしましょう。
①重曹をふり掛けて水を吹きかける
②歯ブラシでカビの部分をこすりとる
この時、歯ブラシの柄ではなく毛の根元部分をつかんで毛先が寝ないようにすると効果的です。
③布でしっかり拭き取る
さらにエタノールを拭きかけ、乾いた布で拭き取り、掃除機をかけて乾燥させると完璧です。
それでも白カビがなかなか取れない!という場合は、液体の酸素系漂白剤と重曹を混ぜて使う、という方法もあります。
この場合、漂白剤と重曹を1:1の割合で容器の中でペースト状にし、水で薄めて使います。
しかし漂白剤を使用するので、フローリングが脱色する恐れも…。
必ず事前に目立たない場所で試してみるか、脱色してもいいからカビを何としかしたい!という決意がある場合のみ、この手段はとるといいでしょう。
あとひとつ注意してもらいたいのが、重曹の種類です。
重曹は
①薬局方
②食用
③掃除用の三つの用法に分かれ、精製純度がそれぞれ異なります。
②の食用は掃除に使えますが、③の掃除用は掃除にしか使えません。
重曹のパッケージには必ず区分が明記されているので目を通してからご購入することをオススメします。
自分のため、家族のため、カビとはおさらばして健康な生活を送りましょう!
フローリングの関連記事はこちら!!
関連記事はこちらです!
タグ:カビ
最近のコメント