洗濯機のカビに酸素系漂白剤やキッチンハイターが効果的?
汚れた洋服をきれいに洗ってくれる洗濯機。
どこのご家庭でも、だいたい毎日使っていると思います。
でも、その洗濯機自体のお掃除って定期的にされていますか??
「え?洗剤使って洗ってるんだし、きれいなんじゃないの?」なんて思っている方、それ、間違っていますっ!!
洗濯機の蓋を開けた時、「なんか臭うな~。」と感じたり、洗濯した後、服に「何?この黒いピラピラしたものは??」と謎の物体を見たことのある方、残念ながら見えないところに垢や
カビがこびりついちゃっているかもしれませんよ~><!!
カビが生える条件として、
①温度20~30℃
②湿度80%以上
③皮脂や石鹸カス、埃などの栄養源
の3つが挙げられるのですが、洗濯機はこの条件に見事クリアした場所なんですね。
では、一つ一つ、見ていきますね。
まず最近のこの暑さ、とりあえず室内温度は20~30℃はありますよね。
あ、でも季節はあまり関係ありません。
だいたいお風呂場や洗面所の付近に洗濯機を置かれているご家庭が多いと思いますので、お湯など使うと、その周りの温度はこのくらいすぐに上がります。
はい、一つ目条件クリア。
さて、みなさん、思い出して下さい、洗濯機を使い終わった後、蓋は閉めっぱなしにしていないですか?
これで、湿度もドっと上がりますよ。
はい、二つ目条件クリア。
さらに、洗濯するとどうしても残ってしまう皮脂や洗濯石鹸・洗剤のカス。
おふろの残り湯を使うご家庭はさらに倍率上がりますよ~。
って、はい、3つ目条件クリア。
ね?!(って全然嬉しくないですよね(笑))
このような環境では、残念なことにカビがすぐ繁殖してしまうのです。
直接、目で確認しづらい洗濯槽の裏側が要注意ポイントです!
そうならないためにも今日から気持ちを入れ替えて、洗濯機自体もきれいに掃除していきましょう!!
というのも、洗濯機の掃除をせず、例えば、洗濯したものを部屋干しすると、服に付いてしまっているカビ菌を浮遊させることになり、体にとっても悪い影響を与えるんです。
カビは放っておくと、アレルギー疾患やアトピー、喘息、水虫、肺炎など、厄介な病気を引き起こす可能性があると言われているので、本当に気をつけたいものです。
洗濯機の掃除の目安は月に1度と言われています。
それくらいだと、思ったほど面倒じゃないですし、いつも使う時間帯を避けてすれば、問題ないですよね?!
その掃除の際、酸素系漂白剤やキッチンハイターなどが効果的だ、言われているのですが、「酸素系って何?」や「キッチン周りの洗剤が洗濯機にも使えるの?」
などなど、頭の中にいっぱい「?」が浮かんでいると思いますので、順番にご説明していきますね!!
『漂白剤の塩素系と酸素系の違いは?』
まず、「漂白剤の塩素系と酸素系の違いは?」ということですが、“塩素系”っていうコトバはけっこう聞いたことある、という方が多いと思います。
ドラッグストアなどでも
こういう洗濯槽専用の洗剤、見たことはありませんか??
こちらは塩素系漂白剤です。次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、非常に強い殺菌作用があると言われています。
目に見えない雑菌までも分解してくれる、という点では非常に頼もしいです!!
ただ使った後、小さくなった黒カビは多少出てきますが、取れた汚れがあまり目で確認できないため、「きれいになったぞ!」という実感を感じにくいかもしれません。
他には臭いが残っている、という意見もちらほら・・・。
あと、塩素系ですので、手など肌に直接かからないように、取り扱いには十分に気をつけましょう。
そこで、酸素系漂白剤の登場です。
こちらは過炭素ナトリウムが原材料です。
簡単に言うと、水に溶けると炭酸ソーダと水、酸素に分解される安心な素材だ、ということです。
例えば、赤ちゃんの肌着やふきん、色柄の衣類の漂白・除菌・消臭ができ、衣類のシミ抜きや茶渋取りなどにも使えます。
掃除の際、洗濯槽に入れて使うと、発砲力があり、その勢いでこびりついた汚れをはがしてくれます。
取れていく汚れが目で確認できるので、わかりやすいですね。
また、「部屋干しした時の嫌~な臭いも消えますよ。」という、うれしい感想も!!
ただ、殺菌効果の面では塩素系にはやはり劣るようです。
というわけで、どちらにもメリット・デメリットはあります。
そこで、まず、酸素系でごっそり汚れをはがして落とし、あとで塩素系で殺菌、除菌するなど、有効的に使い分けると、よりきれいな洗濯槽をキープできるのではないでしょうか?!
ただし、化学反応して有害物質が出るので、絶対、一緒に使うのはやめてください!!
一つ使ったら、ある程度時間が経ってから次の洗剤を使ってみてください。
『洗濯機のカビには酸素系漂白剤やキッチンハイターが効果的?』
先程ご説明したように、酸素系洗剤は環境に優しい洗剤であり、汚れをごっそり浮かして取れる、ということが分かりましたね。
それ以外に、キッチンで使うキッチンハイターが洗濯機の掃除にも使えるんですよ。
こちらは、キッチン以外でもいろんな掃除に役立つから、一つ持っておくと便利だと思いますよ~。
それに専用の洗剤を買うよりコストもかからないのでお手軽ですしね。
使用後、普段のお洗濯の仕上がりも良くなり、嫌なにおいもすっきり取れることから、大好きな柔軟剤の香りも楽しめるようになるそうです。
ただし、濃い濃度ですと洗濯槽をいためる可能性がありますので、使用量やつけ置きする時間には気を付けてください。
塩素系の漂白剤は、成分が洗濯機に残ると肌にもよくないので使用後は、塩素成分をしっかり取り除くようにしましょう。
『漂白剤を使った洗濯機のカビの落とし方!!』
では、それぞれの漂白剤を使った洗濯機のカビの落とし方をお伝えしますね。
<塩素系洗濯槽クリーナーを使ったお掃除方法>
①電源を入れてから薬剤全量を洗濯槽に入れる
②溶かした漂白剤を最大水位まで水をためた洗濯槽の中に入れる
②高水位まで給水し2~3分運転して濃度を均一にする(お湯を使用した方がより効果的)
④そのまま標準コースで1サイクル(洗い、すすぎ、脱水)運転する
*汚れが残っている場合は2~3回すすぎを繰り返す
<塩素系キッチンハイターを使ったお掃除方法>
①洗濯機の給水蛇口を閉める
②シャワーやバケツ等を使って、洗濯槽に40℃前後のお湯を最大水位まで入れる
③キッチンハイターを200~300cc入れる
④洗濯機を「洗い」コースで数分回し、2~3時間放置する
⑤標準コースで1サイクル(洗い、すすぎ、脱水)運転する
*汚れが残っている場合は2~3回すすぎを繰り返す
<酸素系漂白剤を使ったお掃除の方法>
①洗面器などに10Lあたり100gの酸素系漂白剤の粉末を熱湯で溶かす
②溶かした漂白剤を最大水位まで水をためた洗濯槽の中に入れる
③標準洗いの「洗い」コースのみに選択し、洗濯槽の様子を見ながら3~5回くらい回す
④外側の槽から循環した水が十分流れ込むように、洗濯槽内の糸くずネットを取り外しておく
⑤一晩置き、再度「洗い」コースで回しながら、浮き出てきた汚れを丁寧にすくい取る
⑥汚れが出てこなくなったら「脱水」する
⑦もう一度きれいな水で、1サイクル(洗い、酢すぎ、脱水)して汚れが出てこなくなったら完了
いろんな方法がありましたが、いかがでしたか??
掃除の頻度や洗濯槽の汚れ具合によって、掃除の仕方を変えると効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね。
また、きれいになってからカビや汚れの再発防止のために心がけてほしいことはコチラ。
①乾燥させるため、洗濯終了後は洗濯機の蓋はなるべく開けておく
②湿度上げたり栄養源を作らないように、洗濯槽に脱いだものや濡れたタオルをそのまま入れるのはやめる(洗濯かごに入れてください)
③時間の経ったお風呂の残り湯は皮脂など汚れが残っている事が多く、カビの栄養源になってしまうかもしれないので、できれば使わない
これだけでも、ずいぶん変わってくると思います。
プラス、定期的に掃除をして、洗濯機の“きれい”をキープしましょう!!
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タグ:カビ
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