壁紙のカビの対策や予防!賃貸の時はどうする?

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@yih

 

 

壁紙やクロスがべろりと剥がれてきた…なんていう経験のある方、いらっしゃいませんか?

 

経年劣化のせい、と言い切るほど築年数は経っていないハズなんだがなあ。

 

それ、もしかしたらカビのせいかもしれません。壁紙のカビ対策から予防方法、さらには賃貸住宅の場合の対策まで!ご紹介します。

 

壁紙のカビができる原因は?

 

基本的にカビが出来る理由は「湿気」です。

 

カビは湿度、温度、栄養素の三つの条件が重なるとどこでも繁殖します。

 

日本はもともと湿気の多い国とはいえ、それだけではない湿気の原因もあります。

 

①雨漏り

 

定期的に屋根のメンテナンスを行っていないと、屋根材の欠損や屋根内部にある防水シートの劣化により、そこから雨水が入ってきます。

 

当然量が多くなると雨漏りしてしまうわけですが、「染みが出来る程度だし…」と思って放置していると、家中カビだらけに!なんてことに。

 

雨漏りは規模の大きさによらず、生じた場合は即座に対応する必要があります。

 

②断熱不足

 

家を建てるとき、必ず使用されるのが断熱材です。

 

外気の熱を伝えにくくすることで夏涼しく冬暖かいように調節する機能があります。

 

また防音のためにも必要不可欠なもの。さらに外気の熱を伝えないために壁の表面が冷たくなるのを抑え、結露を防ぎます。

 

しかしこの断熱材が不足していた場合、期待していたほどの効果が得られず結果として結露によって室内の湿度が上がります。

 

③結露

 

冬の間に使う暖房で室内と室外との温度差がでますので、それを原因に結露し、窓ガラスやサッシに水滴が出ます。

 

さらに乾燥を防ぐために加湿器を使用すると、室内に発生する水蒸気量は増加します。

 

乾燥していると思いがちな冬でさえ、カビが繁殖する要因に満ちているのです。

壁紙にカビができないための予防策は?

 

ではどうすれば壁紙にカビが発生するのを防げるのでしょうか。

 

まず一番重要なのは換気です。結露によるカビの発生が劇的に抑えられます。

 

更に根本的にカビを予防するには、上記の3つの要素を常日頃から念頭に置いておく必要があります。

 

原因が分かっている場合は対処がしやすいですよね。

 

雨水の浸入が頻繁な家ならば、二重サッシにしたり機能性壁紙に張り替えたり、冬場は湿度計を置いて暖房類を管理するなど。

 

また市販の防水スプレーを活用するという手もあります。

 

ただし防水スプレーは壁紙の種類との相性がありますから、事前に目立たないところで試して染みにならないかどうか確認した方がいいです。

賃貸の壁紙にカビが発生したときはどうすればいい?

 

賃貸物件にお住まいの方で、壁紙にカビが発生した場合はどうすればいいのでしょうか。

 

上記でも説明したとおり、壁紙にカビが発生する理由は様々。

 

結露などはお住まいの方の生活の仕方で発生する場合がありますが、建物の経年劣化に伴うカビでしたら、家主の責任になります。

 

まずは契約している不動産会社に相談してみることをオススメします。

 

といいますのも、カビは放置するだけ悪化するもの。

 

退去までに家主に報告しておかないと、借り主の落ち度であると見なされ、敷金の一部から負担金を請求される場合があります。

 

総務省のガイドライン的に、敷金は全額返金が基本です。

 

クリーニング代の請求もしないのが基本。但し悪質な汚損は請求される場合があるので注意が必要です。

 

例えば、壁・タイル等をわざとキズや汚れをつけた場合や子供の落書きも借主負担になります。

 

しかしカビに関しては原因が特定しにくいため、借り主に責任は発生しにくいのです。

 

(新しい建物に入居しカビが発生した場合は建物自体が基準を満たしていなかった場合が考えられますし、古い建物だと経年劣化が考えられますよね。)

 

退去時に揉めないように、早めに大家に連絡を入れるのがベター。その上で対応を協議するといいでしょう。

 

もしもそんな悠長なことを言っていられない!とにかく今このカビを取り除きたいのだ!と言う方は掃除した後で、やはり動産会社か大家さんに直接報告しておくと後々トラブルになりにくくなります。

 

但し原因が特定されにくい以上、不動産会社や大家さんも出費を嫌って借り主負担で済ませようとする場合もあります。

 

その場合は一度、弁護士会や司法書士会に相談してみてはいかがでしょうか。きちんとした手続きを取ることで、不動産会社も適正な処置をとってくれるものです。

 

いかがでしょうか。壁紙だけに注目しているとその裏に潜んでいたおおきなカビ被害に気がつかないなんてことも…まずは湿気対策を心掛け、快適な我が家を守りましょう。

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