壁紙のカビの取り方!重曹で漂白?
壁紙にうっすら浮かび上がってきた怪しいシミ…それ、カビじゃないですか?
放置するにも健康に悪いし見栄えが悪い!しかし取り方が分からない場合、どうすればいいのでしょうか?できれば安全、かつ健康に害のない方法で除去したいですよね。
そんな希望に応じる重曹を使った漂白方法、ご紹介します。
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「壁紙のカビを取るには重曹が効果的なのはなぜ?」
カビを取るための方法として真っ先に思い浮かぶのが、CMでよく見かけるカビ取り剤。
しかしあれらは塩素系の強力なもので、風呂場など水場で仕様することを想定された商品です。
壁紙や人が普段使う居住空間で使用することは想定されていないので、使用はオススメできません。
中には頑張って使ってみる方もいらっしゃるようですが、壁紙の色が落ちたり、最悪の場合、シミになってしまったりと素人には扱いづらいようです。
第一、塩素系の溶剤の匂いは嗅ぐだけで頭が痛くなりますし、小さな子供やペットのいるおうちでは壁に使用したくないですよね。
賃貸なら尚更、シミが怖いです。
食品にも使われる重曹を使用して壁紙のカビを取れれば、あまり心配しなくて済みそうです。そもそも、なぜ重曹が効果的なのでしょうか。
重曹は弱アルカリ性を示し、人間の手垢や皮脂などに含まれるタンパク質を緩める効果があります。
そのため掃除に大活躍。カビが栄養源とするものも分解してくれます。
カビ自体に対しても、その動きを弱めて分解するはたらきがあるのです。
また弱いながらも漂白作用も持つので、黒いカビなどに効果的。
また少量の水で溶いた重曹はペースト状になりますので、気になる部分に塗り込むことが出来ます。
カビの掃除方法としては湿布する方法が効果的なので、非常に使い勝手がいいのです。
壁紙のカビを取るために使うおすすめの重曹
掃除に大活躍の重曹ですが、お店を覗くと様々な種類がおいてあります。何を使えばいいのでしょうか。
一口に重曹といっても医療用(薬局方)・工業用・食用の三つに区分されます。
その違いは精製度。粒子の細かい順に医療用>食用>工業用となり、価格も粒子の細かい順に高価になります。
一般家庭で使用するのであれば食用か工業用が適しています。
食用は掃除に使っても問題ありませんが、工業用は食用には適していません。
料理やお菓子作りにも重曹を使う方や、小さいお子さんがいるおうちは食用を使用した方が無難でしょう。
掃除にしか使わない!という方は工業用で十分です。
工業用は粒子が粗い分、掃除の際にクレンザー代わりにもなり、乳化作用で油汚れにも効果的です。
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国産で食用なので小さいお子さんがいる家庭でも安心してつかえます。
重曹は保管が大変ですが、大量に買った方がグラム当たりの単価が安くなります。自分が使う量と期間を考えて購入するといいでしょう。
壁紙のカビを漂白するにはどうすればいいの?
重曹はカビ対策にうってつけとはいえ、流石に単体での漂白作用は化学薬品よりも弱いです。
ですから、その効果を高めるものと併用してカビ取りを行うことをオススメします。
酢と塩素系漂白剤、そしてエタノールを一緒に使うといいでしょう。
酸素系漂白剤は強アルカリ性なので、重曹もともと持っているアルカリ性の力を強化してくれます。
酢には消毒効果がありますし、エタノールは消毒効果に加えて速乾性があるので湿度対策になります。
すべてアルカリ性なので同時に使って大丈夫。塩素系漂白剤は化学反応を起こしてしまいますので、併用は避けてください。
では手順をご紹介します。
①お酢を水で2~3倍に薄めて、スプレーボトルに入れてカビ部分に散布する。
タンパク質(皮脂など)を蓄えたカビを緩める。
②重曹に水少量を加えて、重曹ペーストを作る。
このとき酸素系漂白剤を重曹に対して1:1の割合で混ぜる。
垂れない程度に粘度のあるペーストにする。もしも水を入れすぎても、重曹を足せばいいので心配いらない。
③歯ブラシでペーストをカビ部分に刷り込み、上からラップやキッチンペーパーで湿布をする。そのまま2~3時間以上放置しておく。
④時間が経ったら、水で固く絞った布で拭いていく。次に乾いたオルでふき取る。
この時ペーストを残したままだとカビの原因になるので気をつける。
⑤消毒用エタノールをスプレーし、乾かす。
カビを除去した後にしっかりと水気を拭き取り、乾燥させることがポイントです。もしも消毒用エタノールを使用しない場合は、乾燥に気をつけましょう。
壁紙のカビを漂白するために使えるアイテムを紹介!
重曹以外にも、壁紙のカビ除去に特化した商品もありますので、ご紹介します。
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スプレー→放置→水拭きという簡単な行程でカビを漂白できる、壁紙専用カビ除去剤です。
乾くと人体には無害になるという点も安心ですね。
漂白作用があるので床などには使用できませんが、壁紙には十分効きます。
窓や扉の近くで使用する際は、念のため枠にマスキングテープを貼ってから壁紙掃除に取りかかると安心です。
どんなに頑張ってもカビがすぐに浮かんでくるようでしたら、壁紙の裏、壁自体にカビが生えている可能性が高いです。
そうなるともはや素人の手にはおえません。すぐに業者に頼んだ方がダメージは少ないです。
そうならないように頻繁に換気に気をつけましょう。
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タグ:カビ
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