布団のカビの取り方や対策!予防しないと病気になる!?
万年床の布団、裏を返したら黒いポツポツが!
押入れに入れっぱなしの客用布団、久しぶりに出してみたら黒いカビが!
なんてことありませんか?
・カビが生えてしまった布団ってもう使えないの?
・カビの取り方はあるの?
・カビって洗ったらなくなる?
・病気は大丈夫?
そういった疑問にお答えしつつ、対処方法や対策についてご紹介していきます。
*「布団のカビの取り方や洗い方を解説!」
寝ている間に人はコップ1杯以上の汗をかくといいます。
その汗、布団が吸い取っているんですよね。
湿った布団はそのままにしておくとどうなるのでしょうか?
↓
ある環境が整ってしまえばカビが生えてしまいます!
その環境とは
・ 温度:20℃~30℃ 特に一番活発になるのは25℃前後です。
・ 湿度:80%前後 (台風の時のジメジメした感じ)
・ 栄養:皮脂・髪の毛・ホコリなど
・ 空気:菌自体は空気中にただよっています。
カビが生えてしまった布団、どうすればよいのでしょう?
あまりにひどいものは残念ながら処分するしかありません。
中・軽度のカビの場合は専門業者に出してクリーニングしてもらいましょう。
ただし、費用はそれなりにかかってしまいます。
出来るなら自分でカビ退治をしたいということであれば以下の方法を試してみましょう。
用意するもの
・ティッシュまたはいらなくなった布
・布団専用掃除機 なければ掃除機
・重曹
・消毒用アルコール
・スポンジ
固く絞ったティッシュでカビを静かに拭き取ります。
ゴシゴシこすると中に入り込んでしまうので注意してください。
(使ったティッシュは菌が飛び散らないようにビニール袋に入れて封をして捨ててください。)
布団専用もしくは排気が出ないタイプの掃除機で吸い取ります。
ここでのポイントは布団から少し浮かして「丁寧にゆっくり」です。
乱暴に行うとカビの胞子が室内に飛び散ってしまいます。
排気の出るタイプは排気口から同様に飛び散ります。
このタイプを使う場合は排気が室内に入らないよう、排気口を外に出すなどして使用してください。
水100mlに重曹20gで重曹水を作ります。
スポンジに重曹水を含ませ少し絞った状態で黒い部分をたたくようにします。
カビの状態により3-4回繰り返すと、だんだん白くなってきます。
ドライヤーでしっかり乾かします。
消毒用アルコールを全体に吹きかけて殺菌します。
風通しの良い所に干します。
出来れば2-3日しっかり干しましょう。
ひどい場合は漂白剤を使うことも可能です。
ただし、身体にあまりよくないので漂白剤を使う場合は後処理(水拭き)をしっかりする必要があります。
また換気をしっかり行ってやることと他のものと絶対に混ぜないよう気を付けてください。
塩素系漂白剤はしっかり落ちますが色柄がある生地の場合一緒に色が落ちてしまいます。
その場合は多少落ちにくくなりますが酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
*「布団のカビをほっておくと病気になる!?」
布団のカビは見た目が悪いだけでなく、健康にもよくありません。
カビはいろいろな病気をもたらします。
・アルテルナリア
気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎
・アスペルギルス
気管支肺アスペルギルス症
・白癬菌
水虫
・真菌
内臓真菌症
カビを見つけたら早急に退治しましょう。
*「布団のカビの予防策は?」
カビが好きな環境は前述(布団のカビの取り方や洗い方を解説!参照)のとおりです。
ですから、「締め切った部屋で敷きっぱなしの布団」というのはカビにはWelcomeな環境と言えます。
ということは、全く反対の環境を作ればカビは発生しないということですね。
でも、全部をクリアする必要はないんです。
たとえば温度と空気
20~30℃の気温(室温)というのは人間にとっても快適ですよね。
空気はもちろん私たちに必要なものです。
ですから、変えるのは「湿度」と「栄養」です。
・湿度50%程度で風通しを良くします。
窓を開けて風通しを良くしたり、扇風機で空気を動かします。
エアコンの除湿で湿度を調整します。
除湿シートなどを利用してもよいですね。
・洗濯・掃除機によって布団についた毛髪・皮脂を除去します。
・布団を敷きっぱなしにしないで空間をあけるなどして風通しを良くします。
ベッドの場合も同じです。
・1週間か2週間に1度、布団を干しましょう。
外に干せない場合は布団乾燥機、室内干し用ラックを使ってみてください。
(押入れに入っている布団も定期的に干します。)
・シーツ、枕カバーなどもマメに洗濯してくださいね。
いかがでしたか?
布団のカビは私たちの身体に悪い影響を与えます。
一日の約1/3を過ごす布団です。
ちょっと手間をかけても清潔にしておきたいですね。
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タグ:カビ
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